子供が失敗したことに、怒る親に知って欲しい大切なこと

私のボスには『子供が大人に憧れ、将来に希望が持てる社会を創る』っというミッションがあります。その為には子育ての中心にいるお母さんがイキイキと生きている必要があると実感しているそうです。
今まで中学・高校生を対象に指導してきて、特に思春期になる前の“小学生の時期の親子関係”が、子どもに大きな影響を与えるという事を知り、現在は毎月、お母さんを対象とした共育習慣講座を開催しています。
私も毎回スタッフとして参加しているのですが、毎回気付きがあり、考えさせられます。今日は『子供が失敗したことに怒ってしまう親に育てられた子供』についての話が印象的で、個人的に涙が出てしまったので、ここにアウトプットさせて頂きます。
今日の内容
■子供が失敗した時、アナタは怒りますか?
子供って、お母さんが大好きです。特に我が3歳の息子のように、この頃の時期って、お母さんの手伝いがしたくて仕方がない!
箸を準備したり、コップに水を汲んだり、料理を運んだり!
普段は1分で終わる作業も、息子が手伝ってくれると5分はかかります(笑)
でも息子がやりたいと言うんだからやらせてあげたい!
そんな気持ちで息子にやらせてあげると・・・箸を床にぶち撒いたり、コップの水をこぼしたり、料理をひっくり返したり。
普段は1分で終わる作業が、息子が手伝ってくれたことで5分になり、息子が失敗してくれた事で10分になります(笑)
ここまでくると母はイライラ、ドッカーン!!!
「よそ見してるからでしょ!」
「アッチ行ってて!」
「もう!やらなくていいよ!」
そんな風に声を荒げてしまう事もしばしば。
■どうして怒る?それで子供はどうなる?
私は、どうして怒るのでしょうか?
息子のタメを思ってなのでしょうか?
考えると、すぐにわかりました。
母の仕事が増えた事に対し「余計な事して~!!」っと腹が立ったのです。母の都合で怒っているのです。
もちろん、よそ見をしていた息子にも否はある(笑)でもTVを付けたままにし、息子が集中できない環境を作っていたのは私です。
息子は、お母さんの手伝いをしたかっただけ。
息子は、大好きなお母さんにできる所を見せたかっただけ。
息子は、新しい事に挑戦しただけ。
新しい事に挑戦した息子に対し、そこに関して全く触れずに、起こししまった結果だけを怒る母。
こんな接し方で、彼はこれからも母の手伝いをしたいと思うのでしょうか?新しい事に挑戦する事にワクワクする子になるのでしょうか?
恐らく、NOです。
■幼少時代から現代まで父に怒られて育った私の現在
私は、幼い頃から父に怒られて育ちました。記憶の中の私は、いつも父に強く怒られていて、叩かれたり、外に追い出されたりしています。
もちろん私は、父の事が大好きです。遊んでもらった記憶も、色々な所に連れていってもらった記憶もあるのですが、一番最初に思い浮かぶのは、やっぱり怒られている自分です。
これは、人間の脳の仕組みなんだそうです。
良い事と悪い事が同じだけあったなら、人間の脳は悪い事にフォーカスしてしまうように作られているそうです。
脳科学を学ぶをこれを阻止する方法が簡単にあるのですが、長くなるので省略(笑)
講座を受けていて、32歳にして気付いた事がありました。
私の物事を決める時の判断基準って『コレを選んだら、父に怒られない?』っという、父に怒られるか否かが判断基準になっていたのです。
そう、私は未だに怒られる事が恐いのです。
怒られたくないのです。
怒られるくらいなら、最初からやらない方が良いと思っているのです。
怒られるくらいなら、平気で嘘も付きます。だって、それが一番平和に解決する方法だと知っているから。
私は父が大好きです。
怒られた時は父に腹が立つ時も多々ありますが、父を尊敬している分、時間とともに怒りが落着くと同時に、今度は自分を責めるようになります。私が悪いんだ・・・私がダメなんだ・・・私なんて・・・私なんて・・・。
私はボスに、もっと自信を持って!っと言われるのですが、今まで生きてきた中で、自信のあった自分なんて、記憶にありません。
だって自分自身を信じていないから。私は何をやってもダメな人間だから。
そう、私は自尊心がとっても低いのです。
■子供が失敗したことに、怒ってしまう親に知って欲しい大切なこと
あら、なんだかとても暗い文章になってしまった(笑)
講座を受けて、これからの子育てウンヌンではなく、私は過去の自分と向き合う事ができました。あんなに怒られる事が嫌だったのに、無意識に自分も同じ事をしていた事に気付きました。
子供を怒る事自体は、必要な時ももちろんあります。
でも怒った時は、それ以上に子供のプラスの面に目を向けて、それも伝えていかないと、逆境に立ち向かえない、自尊心の欠如した子になっていく事は、身を持って経験してきまいた。
なんだか父の悪口みたいになってしまいましたが、悪口ではないです!もし、万が一この文章を読んでしまい気を悪くしたら、ごめんなさい。
私はたぶん、お父さんに認めてもらいたかった。ただ、それだけなんだと思います。