おもちゃを大切にしない我が子への教育|物を大事にしないならどうする?

先日の出来事です。息子が「もういらない!」っと、買ったばかりのガチャガチャのオモチャをゴミ箱に捨てました。
母は「オモチャを大切にしないなら、もう買ってあげない!」っとだいぶ怒りました。息子は何度も「ごめんね」と言い、反省していました。
ですが私の中で、なんとなく「これでいいのか?」っという違和感がありました。
その違和感の正体に気づいたとき、凄く反省してしまいました。思い出に(笑)ここに書きたいと思います。
息子がオモチャを捨てた理由
息子が捨てたのは、ガチャガチャのオモチャでした。
スーパーのガチャガチャの前で「やりたい」と駄々をこねていた息子に、知り合いのおばあちゃんが通りすがり、200円をくれてやらせてくれたのです。
お目当の物が出てこなくて若干不満げな息子でしたが、その日は組み立てて遊んでいました。ですが翌朝、息子は「もういらない!」っとゴミ箱へ捨ててしまいました。
どうしたら息子は物を大切にしてくれるようになるのか、色々と考えた結果、それ以前の問題点に気づきました。
大切なものじゃなかった
息子は、全部のオモチャを大切にしていないわけではないことに気づきました。毎日使っているブロックや誕生日に懇願した結果買って貰った仮面ライダーの変身グッズなどはベッドに持ち込んで一緒に寝る程、大切にしています。
じゃあどんな物を大切にしないかと言うと、貰ったものです。
お土産や、おじいちゃんおばあちゃんが買ってくれたオモチャなど、自分が欲しくて手に入った物じゃない物です。プレゼントってだけで飛んで喜ぶし、貰って凄く嬉しそうにするのですが、やっぱりお気に入りにはなりません。
今回のガチャガチャも、お目当の物じゃないのが出てきた=自分が欲しくて手に入った物じゃないっと言うことで、大切にしようと思わなかったんだと、母的に感じました。
でも「せっかく貰ったものを大切にしないのは許せない!」そんな気持ちが母の中でありました。
あなたはお姑さんから貰った気に入らない服を着るの?
そんな気持ちを、教育の専門家の人にぶつけてみました!(ちょうど出版講演会に行く機会があり、質問コーナーで聞いてみました(笑))
すると「ハッ!」とさせられる一言が返ってきました。
「あなたはお姑さんから貰った気に入らない服を、大切にできるの?」と逆に質問されたのです(笑)
私の答えは「ノー」です。
プレゼントをくれた気持ちは受け取りつつも、タンスの肥やしへ。
大きな声では決して言えませんが、ちょうど先日も、頂いたけど1回しか着ていないセーターを思い切って処分したばかりでした( ̄◇ ̄;)
私・・・自分のことを棚にあげて、息子を頭ごなしに怒鳴りつけてた。。。
だから物を捨てられなくなる
人から貰ったものって、相手の気持ちが込められていますよね。
どんなプレゼントなら喜んでくれるかな?っと一生懸命選んでくれた気持ち。一生懸命働いたお金で買ってくれた気持ち。
そんなプレゼントを捨てると言うことは、その気持ちを捨てると言うことになってしまいそうで、怖さもあります。
でも、だからと言って、大切に思えない物を大切にしなさいと言うのは、私ならストレスです。
そのストレスから逃げるために、とりあえずタンスの肥やしにし、目につかないようにしておく。そう言う物が増えて溜まり、自分の収納&管理能力を越え、物で溢れていく。やがて劣化し、やっぱり捨てることとなる。
今って、100均もあるし、物を簡単に買えちゃう時代なんですよね。物の管理能力が身についていないのに、物ばかりが増えて言ってしまう時代。
今回の私のように頭ごなしに怒るのは、整理整頓ができない子供に育てることになるのかも・・・っと感じました。
物を大切にする子になるために
じゃあ、子育ての中で母にできることは何か?
を一生懸命、ない頭を使って考えました。で、行き着いた答えは、やっぱり母が背中で見せることでした。
- 物の定位置(帰る場所)を決めて、物を大切にする姿
- 物を掃除したり、メンテナンスする姿
- 物を買う時は、その場の雰囲気で買わない
- 物を買う時は、必要性や置き場所をきちんと考えてから買う姿
- 物を貰った時は、その気持ちに感謝する姿
- 使わない物を貰った時は、その気持ちに感謝しつつも、他にもっと良い使い手がいないか最良の方法を探す姿
- 物を捨てる時は、物に感謝する姿
などなど、まずは私自身が、物に対する付き合い方を変える必要性があるなと感じました。息子の行動は、単なる私の鏡なんですよね。
子育てをしていると、子供を通して、自分自身に色々なことを感じます。
息子の存在に、感謝です。
私も30代にして、まだまだ成長の伸びしろがイッパイありますね( ´ ▽ ` )笑